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2025/08/05

SEO対策の基本~webサイト検索順位向上の為の考え方

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Yuka Sato

/

エンジニア

はじめに

業務内でSEO対策、改善に関するタスクを対応することがある為、今回はSEOについて記事にまとめました。サイトの検索順位向上に関して参考にしていただければと思います。

目次

  1. SEOの基本的な考え方
  2. SEO施策では「Google施策」が重要
  3. Google検索エンジンのSEO評価基準
  4. 検索エンジンの仕組みについて
  5. SEO対策
  6. まとめ

SEOの基本的な考え方

SEOとは検索エンジンにコンテンツを理解させることで、ユーザーが検索エンジンからサイトを見つけてアクセスすべきかどうかを判断できるようにするための取り組みです。検索エンジンに評価されて上位表示されることを目的とし、Webページを最適化します

SEO施策では「Google施策」が重要

SEO施策で成果を得るには「Google施策」が重要です。2025年7月時点での日本国内の検索エンジンシェア率はGoogleが全体の約80%を占めています。

スクリーンショット 2025-08-01 18.03.57.png

世界的に見ても圧倒的に高いシェア率を誇るのはGoogleです。

スクリーンショット 2025-08-01 18.04.10.png

資料:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan/#monthly-201501-202507 資料:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share#monthly-201501-202507

検索エンジンの仕組みについて

SEOを成功させる為には検索エンジンの仕組みについて知っておく必要があるという事で、google公式ドキュメントに基づいて簡潔にまとめました。

[1] クロール(情報収集) Webページを発見し情報収集するプロセスです。googleは「Googlebot」と呼ばれる自動プログラムを使用し以下の方法で巡回します。

ページの発見方法:

  • 既知のページから新しいリンクを抽出・サイトマップを参照

クロールの仕組み:

  • 大規模なコンピュータ群を使用し数十奥のページをクロール
  • Chromeの最新版でページをレンダリングしJavaScriptも実行
  • アルゴリズムによりクロール制度やページ数を自動調整
  • サーバー負荷を考慮した速度制限機能あり

クロールされない場合の主な理由:

  • robots.textによるクロール禁止 (どのページをクロールするかしないか指示するテキストファイルです)
  • ログイン必須のページ
  • サーバーの問題やネットワークエラー

[2] インデックス登録(情報処理) クロールしたページの内容を分析し、Googleのデータベースに保存する過程。

処理内容:

  • テキスト、画像、動画など様々なコンテンツを解析
  • タイトルタグやalt属性などの重要な要素を識別
  • 重複コンテンツの検出と「正規ページ」の選定
  • ページの言語、国、使いやすさなどのシグナルを収集

[3] 検索結果の表示(情報提供) ユーザーのクエリに対して、関連性の高いページを検索結果として表示する過程。

基本の流れ:

  • ユーザーが検索語句を入力
  • インデックスから一致するページを検索
  • 関連性と品質を評価して結果を表示

検索結果の個人化:

  • ユーザーの位置情報、言語、デバイスタイプに応じて結果が変化

検索結果に表示されない主な理由:

  • 検索語句とページ内容の関連性が低い
  • コンテンツの品質が不十分
  • Robots metaタグで表示が制限されている

SEO対策

SEO対策の種類は大きく分けてコンテンツ施策、内部施策、外部施策が挙げられます。

内部施策: webサイト自体のHTML構造や設計を最適化し、検索エンジンによる評価を高めます。Webサイトやページを正確かつ早くクロールしてもらい、正しく評価をしてもらうためにWebサイト内部でおこなう施策です。

例)サイト構造・設計の最適化、内部リンクの適切な配置、タイトルタグ・メタディスクリプションの調整、見出し(hタグ)の段階的使用、パンくずリストの設置、構造化データのマークアップ、目次の実装、robots.txtやサイトマップの適切な管理など

外部施策: 自サイト以外のドメインから被リンク(バックリンク)を獲得する取り組みです。外部サイトからのリンクやSNS上でのシェアにより、評価してもらうことを目指します。そのため、他ユーザーが「リンクしたい」「共有したい」と思えるようなコンテンツ作りや仕組みづくりが大切です。

例)サイテーション(分かりやすいサイト名にする・媒体の広告やSNSによる認知度の向上)、被リンク(外部サイトからの自然な被リンク獲得)

コンテンツ施策: コンテンツを継続的に発信し、検索エンジンからの集客を目指します。良質なコンテンツを制作し、コンテンツからユーザーを呼び込み、自社商品やサービスへの集客を目的とします。

例)ターゲットキーワードの選定、記事構成の最適化、関連コンテンツの表示

Google公式の評価基準と重要性 良質なコンテンツはGoogleから高い評価を受けるため、検索結果の上位に反映されます。SEOの世界では、読みやすさや専門性を「E-A-T」で判断します。 Experience(経験):体験したトピックを選んでサイトを作成する Expertise(専門性):内部リンクしてページ同士の関連性を明示する Authoritativeness(権威性):SNSなどの外部サービスで自身やサイトを宣伝する Trustworthiness(信頼性):内容が正確かつ誠実で安全なサイトを作成する

参考:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成

まとめ

直近ではseo改善施策として内部リンク構造の最適化、メタディスクリプションの最適化などを対応し、Google Search ConsoleやHrefsなどの分析ツールから検出したエラーをもとに改善を行っている状況です。今後も検索アルゴリズムの変化に対応しつつ、効果的なSEO対策できていきたいと思っています。本記事でSEOの基本的な考え方についてまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。

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